うちには、以前、チョウザメがいた。
ロシアチョウザメ、
ホシチョウザメ、
シベリアチョウザメ、
どの子も可愛らしく、かっこよかった。
キャビアで有名だが、
残念ながら、国内では、最近まで、
身はあまり流通しなかった。
ロシアでは身も重宝されるが、
どうやら、見た目のイメージから、
廃棄されてきた、と思われる。
チョウザメは、
いわゆる海にいるサメではなく、
川にいる淡水魚。
冷水魚なので、
16~18度くらいに水温を保つと、
目一杯、元気でいてくれる。
鯉の口をしていて、口に歯は無い。
金魚の餌から、小魚まで、
口に入りさえすれば、何でも食べる。
水槽の中には、敢えて、砂利を敷かない。
死ぬまで泳ぎ続けるため、泳ぎながら寝る。
だから、泳ぎが鈍くなると、体調不良の証。
目は退化して見えない。
水槽には、敢えて石など何も置かない。
チョウザメのためだけの水槽。
しかし、この見えないはずの目が、
パッチリお目目で可愛くて、
泳ぎが優雅で、
いったい何時間、
水槽の前で座っていたことだろう、、、
気が付いたら夕方、
当時は最高の癒しだった。
おひげを頼りに、
ご飯など、何かを感じ取ると、
シュポシュポっと口に吸い込む。
ある時、手のひらを水槽に突っ込んだ時、
私の手のひらをシュポシュポっと、
この子たち。
めちゃくちゃ可愛い。
手のひらを上向けて、水中に突っ込んだら、
手のひらに乗ってきて、
シュポシュポっ。
チョウザメは手乗りしてくれる。
しかし、
40度近くの気温で生活する
体温36度の人間の手のひらは、
水温16度の水中のチョウザメにとっては、
火傷になるかもしれない。
手乗りは、
私の自己満足だけの世界かもしれない。
他の方法で、この子たちと、
もっと心が通うコミュニケーションを
取りたかった。
当時は、このシャツを知らなかった私。
次に出会える時は、
水中のこの子たちとも、
好き好き好きっ!と、出来るはず。
手乗りではなく、
どんな、好き好き好きっ!
が出来るのか、
本当に楽しみだ。
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