ウナギ。
語源は、胸が黄色い魚、から、
胸黄→むなぎ→うなぎ。
と言われている。
黄色い胸、お腹のイメージは
あまりない。
なぜなら、
食べる時くらいしか
ウナギと出会うことがなく、
養殖ウナギが大半だから。
ウナギのイメージは、
胸やお腹は白い。
天然を捕まえた時は、
金色にも見えるという。
話は江戸に遡るが、
江戸まで、ウナギの極上品は、
実は、岡山の児島湾に注ぐ旭川水系が
献上品である。
この辺りでは、アオと呼ばれる
天然ウナギが釣り上げられる。
背中が青い。
瀬戸内海の児島湾には、
アナジャコが多数生息しており、
児島湾のウナギは、
この青色のアナジャコを主食としているため
背中が青くなるという。
アナジャコ自体が温和な気候と、
程よい泥を好むため、
このような環境自体も宝物である。
そして、この
アナジャコの味が、
ウナギの身に染み込んでいるため、
ほんのり甘味があり、かつ、
身が筋肉質で引き締まっているため、
脂が乗ると、
最高級の味になるという。
即ち、一目瞭然で、
背中が青く、胸が黄色い、天然鰻が、
江戸までは極上品とされていた。
岡山市には青江という地名があるのも、
このアオと呼ばれるウナギが捕れることに
由来しているとも言われている。
アユモドキ、カブトガニだけでなく、
様々な絶滅危惧種が生息している岡山。
用水路の自動車事故の多さが、
田んぼと用水路がいかに残っているかを
象徴しているが、
これこそが、まさに、
全国でも類い希な大自然が残されている証。
自然との共存を見据えつつ、
事故対策を進めていって頂けることを
請い願うばかりだ。
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